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園からのお知らせ 詳細

2022-09-10

令和4年度 公開保育の結果報告

結果と考察
令和4年度 公開保育報告


◎実施日

2022年5月12日(10時30分~11時00分)


◎実施場所

施設名:星の光幼稚園
住 所:大阪府松原市一津屋6-12-5


◎アドバイザー

氏名 教育、保育等に関する指導経歴
竹歳賢一先生 大阪大谷大学 教育学部 准教授
喜多輝美先生 日本児童教育推進センター(保育専門 元中学教員)

◎学校関係者評価の評価者

氏名 本園との関係(役職など) 参加方法
白濱洋征 知能教育顧問 オンライン
S様 保護者代表 直接参加
小林都代 星の光幼稚園園長 直接参加
水野貴久男 新森幼稚園園長 直接参加

◎他法人関係者

氏名 所属 参加方法
北中靖久 キラナ保育園 オンライン

◎保育実践者

3歳担任 井上教諭


◎実施内容 今回のテーマ

ピラミーデ保育(オランダ王立教育研究所開発、OECDのカルク博士監修の教育方法)のうち、今回はテーマ「動物」での保育に取り組み、どのような工夫をすれば知識のみでなく、広く動物の生態や特徴に親しみをもって取り組み、知識が楽しく身に付くようになるか、活動に一人ひとりが主体性をもって取り組めるかを検討、保育を実施した。
カルク博士の指導は3年前に、ピラミーデ教育の実践研究会で直接指導いただいた。今回も昨年に引き続き(オランダのカルク博士の指導を今回は直接受けることはできないため)喜多先生のアクティブラーニングのご指導を仰ぎながら、個々の園児が主体的に取り組める工夫を、教材並びに指導方法で研究を重ねてきた。また、竹歳先生からはプログラミングのもとになる思考に関してのご指導を受けて改善を図った。


◎学校関係者評価として

こあら組S様(保護者)
はじめての保育参観だったので、期待と不安を胸に参加させていただきました。お部屋にいくと、息子がみんなと一緒に歌を歌っている、振りまで付けて歌っている、親子教室に参加させていただいたときには先生のお話も聞かずに走り回っていたのにと思うとそれだけで胸が熱くなりました。
本日の参観は、ピラミーデという保育で、テーマが「動物」、どんな保育展開なのか親の私も、興味をもって見させていただきました。
みんなの知っている動物の写真を見て名前を言ってどんな物を食べているのかのお話を聞いて「草食動物」と「肉食動物」に分類してみるという内容でした。一見、3歳児には難しい内容と思われましたが、子どもたちが教材を使って遊ぶ内容はとても扱いやすく、やってみたいと思うものでした。今日はそれぞれの遊びを全員が体験してみる形式でしたが、我が子は、興味のあるものは延々と、ないものには振り向かないという個性の強い子なのですが、先生の優しい言葉がけで、色々なものに取り組めていました。

ピラミーデ保育は、いろんな遊びから、自分で選んで、納得のいくまで経験することができる、そして、その遊びから自然と意図する知識を感じ取り、発展させていくことができると聞いておりますが、今日の参観で、子どもたちが「できた」「やりたい」という姿が印象的で、非常に楽しみのある保育だなあと思いました。また、先生が優しく言って下さるアドバイスが子どもの不安を解き、楽しく保育を受けられる雰囲気に繋がっていると感じました。本日はありがとうございました。
知能教育顧問 白濱先生
人間はだれしも特に子供たちは、自己肯定を大前提にした判断行動が必要である。
知能が発達するのも、自己肯定感に裏打ちされているがその観点からも、今回の取り組みも素晴らしい。様々な教材で多面的に学ぶ環境が整っていることで、苦手なことがある子も別のアプローチからたやすく理解できることが立証され、研究の成果が出ている。


◎考察と今後の取り組み

これまで星の光幼稚園では、「子どもの主体性」「就学までに身につけたい10の姿」「あそび(経験)から学ぶ」などを保育の活動でどのように実現するか検討してきた。
今回は主体性をはぐくむことにポイントを置いて、やり抜く力や選択する力を中心に取り組んできた。
これからの人生において、子どもたちが、自ら考え判断し、楽しんで課題に取り組めるように配慮した保育の完成をこれからも目指していきたい。

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